2025.12.17

久しゅうございました渡岸寺(どうがんじ)の十一面観音

2006年10月3日から12月3日にかけて上野の東京国立博物館(平成館 特別展示室)において「仏像 一木にこめられた祈り」が開催されました。
それまで仏像に対しては、とりわけ大きな関心を持っていた訳ではなかった小生ですが、この特別展において期間限定でお見えになった(寺外初公開)滋賀・渡岸寺観音堂(向源寺)の十一面観音菩薩立像に一目ぼれ。
天平の頃、疱瘡が大流行する中、聖武天皇が白山の開祖で知られる泰澄大師に除災を勅せられ、泰澄が彫ったと伝えられる十一面観音です(伽藍は最澄が整備)。
霊峰白山のお導きでしょうか、小生はこの時2度に渡り東博を訪ね、井上靖の「星と祭」の影響もあって、その後現地長浜の高月にも訪れました(2007年1月)。
今回は久しぶりとなりましたが長浜の観音巡りでは3度目です。
向源寺が真宗大谷派であることも縁を感じます。
御詠歌 「みな人の 迷いの海は 深くとも 法(のり)の舟にて 渡す岸寺」

東博でしょうか?


2025.5.30

勝興寺(高岡市伏木古国府)

本来はここにある万葉歌碑が目的で朝一番に訪れましたが、浄土真宗本願寺派の古刹のそのスケールと佇まいに圧倒され、思わず長居とサプライズな朝となりました。
境内は大伴家持が5年間国守として執務した越中国庁があったとされる推定地(地名がまさに)で、蓮如上人が創建した土山御坊(南砺市福光)を起源としているそうです。
歴史的建造物16棟のうち「本堂」と「大広間及び式台」が国宝、その他10棟が重要文化財に指定されています。
また現在のような壮麗な建築群の建設は、前田利常や前田家11代当主(第10代藩主)となった前田治脩(はるなが、幼少時に勝興寺に入寺し住職に)の影響が大きかったようです。
写経体験もあり次回はチャレンジしてみたいものです。

福井の笏谷石とみられる石も使われています。

2025.3.9

円空さんの十一面観音と両面宿儺

井記念美術館で開催中の特別展にて2023年の北海道の旅以来、円空仏に出逢ってきました。
今回は飛騨・千光寺をメインにした高山や下呂など岐阜県下の円空仏たちですが、白山信仰とも縁の深い岐阜の白山大権現、すなわち十一面観音にお逢いしてきました(写真撮影が可能な十一面観音はありませんでしたが、稀有な両面宿儺の撮影はオッケーでした)。
「にしん街道を行く(北海道上ノ国)」で出逢った円空仏 その1 その2
 
ミュージアムショップに売ってたらいいなーと期待していましたが、残念
円空最中

 

右は両面宿儺(すくな)坐像(千光寺)
両面宿儺は漫画『呪術廻戦』(週刊少年ジャンプにて2018~2024年に連載、アニメ化もされる)にも登場。